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うつ診断の基準

うつ病診断は定められた診断基準をベースに行われることが多くあります。基準としては世界保健機関の疾病分類であるICD-10および米国精神医学会のDSM-IVという2つのうつ病の診断基準が使われることがほとんどです。これらの診断基準と症状を照らし合わせ、それらの項目に当てはまるものがいくつあるかによってうつ病の診断をするのです。また、うつ病の診断ではうつ状態を把握するための評価基準がいくつかあり、これらも必要に応じて診断に活用されます。これらの評価基準ではうつ病の患者が自己診断としてうつ状態を把握できるような基準もあります。評価項目の得点が高いからといって、すぐにうつ病であると確定できるわけではありませんが、うつ病の可能性であることを疑うための目安となります。インターネットサイトで調べてみると評価基準が出てくるので、ぜひ確認してみてください。

自己評価式のうつチェック

ICD-10やDSM-IVの他に、SDS自己評価式抑うつ性尺度というチェック方法もあります。うつ病のチェックと診断に用いられるSDS自己評価式抑うつ性尺度は、20の項目の質問から構成されています。それぞれの質疑に対し応答がポイント付けされており、「たまに=1点」「ときどき=2点」「かなりの間=3点」「ほとんどいつも=4点」といったような 4段階のチェック項目で評価され、それらの総得点でうつ病の症状の程度を表す形になっています。ただし、 すべての項目の半分にあたる10項目は逆転項目になっているのが、このうつ病をチェック診断するための自己評価尺度の特徴でもあるのです。この逆転項目とは、例えば「迷わず決断できる」といったように「迷わず」と「決断」といったように、質問の仕方を変えた事になっており、 4点から、逆に1点までを逆に再建するようになっているのです。このような逆転項目は8つの質問の順番に入り混じっているため、回答する人がそのパターンを分からないように工夫されています。このうつ病チェックの自己評価尺度は最低得点を20点としており、最高得点を80点となっています。その中で得点が高いほど、うつ病の症状は悪いと評価されるのです。

地域によって等級判定が違う?

うつ障害年金がもらえるかどうかは、精神障害等級判定によって判断が変わってきます。昔は、需給の精神障害等級判定に地域差があり、地域によって支給できる基準が違っていました。しかし、平成28年9月から「精神障害及び知的諸具合に係る障害等級の判定を行う際に用いるガイドライン」が作成され、地域や都道府県関係なく基準が定められました。このように今では、うつ障害年金が受給できるかどうかのガイドラインはすべての都道府県で統一されているので安心してください。